自分と他人・・・人は人のことで精いっぱい。
それでも春は来ていますが、
生物の多様性も急速に失われています。
早春の休耕田。水たまりの中の黒いのはカエルの卵。
私たちが、アスファルトの道路や冷房や石油を
享受してきたわずか半世紀。
その歴史が地球を温め、直接・間接に
多くの動植物を、絶滅のふちに追いやっています。
人が人に戦争をしかけなければ、
平和なのでしょうか。
両生類の激減は、目を疑うほど。
産卵のこの時期、あれほどいたヤマアカガエルさえ、
探してもなかなか見つからなくなりました。
池だけ残り、カエルだけいないのです。
「世界」は人間社会だけを意味しません。
人だけが生き残るとか、人だけが絶滅するということも、
地球のシステム上、あり得ません。
キャララキャララという、あの賑やかな声が聞かれなくなりました。
生態学が軽んじられ、
災害の起こるしくみや身の守り方を、
自分自身で考える力が育っていないのが
何より恐ろしいことです。
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